組織概要

組織名称

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 革新的がん医療実用化研究事業
乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験(J-START)

責任者氏名

国立大学法人東北大学大学院医学系研究科 
特任教授・東北大学名誉教授 大内憲明

国立大学法人東北大学大学院医学系研究科
外科病態学講座 乳腺・内分泌外科学分野 教授 石田孝宣

組織所在地

J-START研究班事務局
 〒980-8574 宮城県仙台市青葉区星陵町1-1
 東北大学病院 臨床研究推進センター 5S05



プロジェクト概要

 現在の乳がん検診には、マンモグラフィが用いられています。マンモグラフィ検査は、欧米の複数のランダム化比較試験によって、50歳以上の乳がん死亡率を低下させる効果があることが明らかにされています。一方で、マンモグラフィは、「高濃度乳房」と言われる乳腺密度が高い乳房では、検査精度が低くなります。そして実はこの「高濃度乳房」は、50歳以下の若年層や日本人に多くみられるため、日本人の乳がんを、さらに高い精度で発見する方法が求められています。「高濃度乳房」の診断精度が高いものとしては、超音波検査が知られています。すでに乳がん検診として、超音波検査が導入されているところもあります。しかし、超音波検査は今のところ、検査法や読影の技術、機械の仕様が標準化されていません。また、超音波検査が、死亡率を下げるためにどれだけ有効なのかも、まだ科学的に検証されていません。本研究では、40歳代の乳がんに対して、超音波検査の有効性を調べるとともに、その標準化をめざしています。より効果的な乳がん検診法が確立すれば、早期発見により死亡率の減少が期待されます。また本研究を広く知っていただくことで、乳がん検診の受診率が高まることも期待されます。

研究実施体制

研究実施体勢

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